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【研究成果】捕食者と風雨に対する害虫のジレンマを発見

捕食者は捕食するより大きな抑止力を及ぼす
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矢野修一先生と卒業生の岡田瀬礼奈さん(現:株式会社ニトリ)による研究成果がプレスリリースされました。

害虫のハダニは、捕食者がいると捕食を避けて網上に卵を産みます。しかし網上の卵は、葉面上の卵に比べて風雨で流失しやすいことしやすいことがわかりました。捕食者の存在は、ただ害虫を食べるだけでなく、害虫個体群密度に対して大きな抑止力を持っているということを示した研究です。

詳しくは、以下のプレスリリースを御覧ください。

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2021-03-04

論文は、下記にあります。

Okada S, Yano S (2021) Oviposition-site shift in phytophagous mites reflects a trade-off between predator avoidance and rainstorm resistance. Biology Letters 17:20200669 . https://doi.org/10.1098/rsbl.2020.0669https://doi.org/10.1098/rsbl.2020.0669